昨今インターネットやテレビが発達しているため、健康に対しての様々な知識が大衆に知られるようになりました。
そのため加速度的に広まったのが、悪玉コレステロールと善玉コレステロールの役割についてでしょう。
詳しくわからない人でも、悪玉コレステロールが多いことは体に良く無いことであるという認識は間違いなく持っているはずです。
こうなると悪玉コレステロールをひたすら減らしたくなってしまいますが、実は大切なのは善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスであるため、善玉コレステロールを増やして対応するのもいいんですよ!
そこで、今回は悪玉コレステロールが増えるとどうなるのか、善玉コレステロールを増やす方法をお伝えしていきたいと思います。
目次
悪玉コレステロールが多いとどうなるのか?
悪玉コレステロールが多すぎると動脈硬化になりやすくなります。
これはいろんなメディアでも騒がれていることなので知られていることかもしれませんが、動脈硬化における一番の危険因子は間違いなく、悪玉コレステロールが多いことにあります。
この悪玉コレステロールが多くなると血管内に余剰なコレステロールを放置されるようになってしまうので、動脈硬化になる確率はどうしても上がってしまいます。
しかし、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールには、脂質をエネルギーとして運ぶ重要な役割もあるため、低ければ低いほど良いというわけでもありません。
コレステロールの基準値はどうなっているの?
悪玉コレステロールが多いことへの危険性をまず理解してもらったと思いますが、次にコレステロールの基準値がどうなっているかを確認しましょう。
■コレステロール基準値
- 悪玉(LDL)コレステロール:70~140
- 善玉(HDL)コレステロール:40~100
この基準値に収まっていれば例え悪玉コレステロールが139で善玉コレステロールが41でも正常の値健康診断上では問題なしとなります。
そこで問題が無かったため、動脈硬化にはならないと思ってしまう人もでてしまいます。
コレステロールの基準値よりも比率が大切
コレステロールが先ほどの基準値範囲内なら安全なのかと言われたら、実はそうでもありません。
例え基準値内に収まっていたとしても、先ほどのように極端な値になっている人は動脈硬化を起こす可能性があるのです。
なぜなら、善玉コレステロールは余分な悪玉コレステロールを血液から排出する役割があるため、悪玉コレステロールの数値に対して善玉コレステロールが低すぎると、余分な悪玉コレステロールの排出が間に合わなくなってしまうからです。
そのため、コレステロールの比率も、新たな式に注目されるようになってきました。
具体的には、[LH比=悪玉コレステロール/善玉コレステロール]でもとめられる数値が、1.5以下なら健康で、2以上では危ないと思ってください。
善玉コレステロールを増やすことが大切
つまり、高コレステロールの対策には、悪玉コレステロールを減らすこと以外にも善玉コレステロールを増やすことが重要というわけです。
こってりしたラーメンや脂っこい肉などの食事を我慢して、総コレステロール値を下げれば健康というわけではありません。
無理な食事制限よりも、善玉を増やすことから始めてはいかがでしょうか。
善玉コレステロールを増やす方法は?
善玉コレステロールを増やすためには、リコピンを摂るのが良いと言われています。
リコピンが多く含まれる食材には、
- トマト
- スイカ
- ピンクグレープフルーツ
などの赤い野菜、果物があります。
しかし、リコピンを含む食材は種類に限りがあるため、食事のみでリコピンを効率よく摂取するのは意外に大変です。
ですので、コレステロールに不安のある人は、食事で積極的にリコピンを含む食材を摂るのはもちろんですが、サプリメントなどを合わせて使うのも良いでしょう。
おすすめできそうなリコピンサプリメントも探してみたので、コレステロールが気になる人は、下記リンクを参考にしてみてください。