健康診断で悪玉コレステロールや中性脂肪が増えていると、このままじゃまずいなぁと感じますが、善玉HDLコレステロールが低いことも健康には良くないということをご存知ですか?
悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす対策や情報は山ほどあっても、善玉HDLコレステロールを増やす為に何をしたらいいのか良くわかりませんよね。
実際に善玉HDLコレステロールが低いとどうなるのか、その原因と改善方法についてご紹介します。
善玉HDLコレステロールとは
コレステロールと聞くと、ついつい悪いものと思い込みがちですが、善玉コレステロールは多いほうが良いとされている、体に必要なコレステロールです。
善玉コレステロールは、血中に存在する悪玉コレステロールを回収し肝臓に運ぶことにより分解を促す働きがあります。
善玉HDLコレステロールが低いとどうなる?
血中に善玉コレステロールが少ないということは、悪玉コレステロールを回収することができずにどんどん血管内に溜まっていくことを意味します。
血管内に留まって蓄積した悪玉コレステロールはやがて血栓となり、動脈硬化を引き起こし、更には心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまいます。
これってメタボなの?
メタボリックシンドローム、通称メタボは、おなか周りが大きく肥満体型の人が当てはまるものと思っていませんか?
悪玉コレステロールや中性脂肪が高く肥満型であるというだけではなく、善玉HDLコレステロールが基準値の40mg/dl未満であると、脂質異常症と診断されます。
脂質異常症は動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす危険因子とされ、それだけでメタボリックシンドロームとなってしまうのです。
善玉HDLコレステロールが増えない原因とは
ではどうして善玉コレステロールは減ってしまうのでしょうか?いくつかの原因が考えられますが、一番要因として大きいのは運動と食事です。
脂質異常症全般に言えることですが、運動量の少なさは生活習慣病に繋がります。
運動をしないということは食事で得たカロリーを消費せず溜め続けることにより肥満につながります。
また食事面では、脂質異常症の方は脂っこいものや肉を好んで食べる傾向にあり、血液をサラサラにする野菜が不足している傾向にあります。
肥満につながるような生活をしていることが、善玉コレステロールが減ってしまう原因なのです。
HDLコレステロールを改善するには?
善玉コレステロールを増やすためには、適度な運動を毎日行うことと、食生活を大幅に見直すことが大切です。
脂質異常症の方は、毎日30分以上の有酸素運動をすることが推奨されています。
有酸素運動は20分続けることで脂肪の燃焼が始まりますから、最低でも20分以上はウォーキングやジョギング、水泳などを毎日行いましょう。
食事面では、青魚を毎日食べることが良いとされています。
他には、魚と同じ不飽和脂肪酸の豊富なナッツ類、豆腐や納豆などの大豆製品を食べることが善玉コレステロールを増やすポイントです。
そして、野菜もきちんと毎日の食事に取り入れることです。
毎日継続できることが一番大切
運動や食事制限は大切ですが、忙しい現代社会の中で毎日続けるのは簡単な事ではありません。
せっかく厳しい食事制限をして、忙しい合間をぬって運動をしても、続けられなくては意味がありませんからね・・・。
そんな時には、無理せずサプリメントに頼るのが良いでしょう。サプリメントを毎日飲むだけなら続けるのも簡単です。
コレステロール改善に必要な栄養素を含むサプリメント探してみたので、良かったら参考にしてみてください。