下は正常値で上の血圧(最高血圧)だけが高いのはなぜ?原因と改善方法

血圧を測ったら、なぜか下は正常値なのに上だけ高い数値が出てしまった。こんな時、素人からするとこれを「高血圧」と判断していいのか迷うところです。

下も高い数値が出していれば迷うことなく「高血圧」となるのに、なんとも不気味な現象ですよね。この「下は正常で上が高い」という状態は、どのようなことが原因で起こることなのでしょうか。

今回は、下の血圧は正常値なのに上の血圧(最高血圧)だけが高い原因と、その改善方法についてご紹介します。

スポンサーリンク

血圧がどのくらいだと高血圧なの?

まずは血圧の数値がどのぐらいになると高血圧なのか、ということについて見てみましょう。

高血圧とされる数値

  • 病院の診察室で計測したとき・・・最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上
  • 自宅で計測したとき・・・最高血圧135mmHg以上、最低血圧85mmHg以上

ちなみに、WHOが定める低血圧は最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHg以下となっていますので、健康に問題がない血圧の数値は「最高血圧101~134mmHg、最低血圧61~84mmHg」ぐらいと考えておけば良さそうです。

血圧の上(最高血圧)が高くなってしまう原因

高血圧になる原因
血圧の上(最高血圧)が高くなってしまう原因で一番多いのは「加齢」です。

どんなに健康な人でも、加齢によって最高血圧は徐々に上昇していきます。

またストレスも血圧を上げる大きな要因となります。その他塩分の高い食事、カフェインの摂取、睡眠不足なども血圧を上げる原因となりますので、注意しましょう。

血圧の下は正常なのに上だけ高いとどうなる?

高血圧になる症状
「最高血圧は高くても、下は正常なのだから健康を気にすることもないだろう」という考え方は、残念ながら当てはまりません。

血圧は「最高血圧と最低血圧に差が出れば出るほど病気のリスクが高くなる」と言われています。

特に、血圧の下は低いのに上だけ高い時には、「血管の柔軟性がなくなっている」ことを示しており、動脈硬化からの心筋梗塞や脳梗塞といった「突然死のリスク」が上がっている状態と言えるのです。

そしてこの「最低血圧は正常で最高血圧が高い」という症状は、高齢者によく見られます。

年齢とともに血管の柔軟性が失われてしまうのが原因ですが、とくに「60歳以上」の方は最高血圧の上昇に要注意です。

なぜ血圧の差が大きいと危険なのか?

どうなる
心臓は、全身に血液を絶え間なく巡らせるための臓器です。血液を心臓から体の隅々まで送る時には小さく縮み、逆に全身から心臓に戻ってくる血液を受け入れるときには大きく膨らみます。

最高血圧はこの「心臓から血液を送る」時に血管にかかる圧力を測定し、最低血圧は、「心臓に戻ってくる」時の圧力を測定しているのです。

最高血圧が高いということは、大量の血液を送られた大動脈が拡張できず、血管への圧力が高まっていることを示します。

一方、最低血圧が低いということは、心臓の広がりに合わせて大動脈が収縮せず血流が滞り、末梢血管まで血液が十分に流れていないことを示しています。

つまり、どちらの場合も「血管が柔軟性を失っている」ということになり、「最高血圧・最低血圧の両方が高い」時よりも、「最高血圧が高く、最低血圧が正常」な時の方が、動脈硬化のリスクが高まっていると言えるのです。

最高血圧を正常値にするための高血圧改善方法

女性看護師
加齢によって血圧が上がるのは仕方がないことだとしても、なるべく突然死のリスクは下げていきたいですよね。

最高血圧を正常にして健康な毎日を送るためには、どのような改善方法が有効なのでしょうか?

1.塩分のコントロール

高血圧の改善のため、ヘルシーな食生活を心がけるのはもとより、「塩分をコントロール」することを意識してください。

一日に摂取する塩分は6グラム以下が理想です。漬物が好きな方は、減塩タイプを選ぶかしばらくは控えるようにしましょう。

2.サプリメントを使う

食事制限はなかなか簡単にできることではありませんよね・・・。食事制限を継続する自信のない人はサプリメントに頼るのも一つの手です。

毎日飲むだけのサプリメントなら、今の生活リズムを崩す事無く始められます。

>>今なら初回39%offのおすすめサプリメントはこちら

3.ストレスと睡眠不足を解消する

ストレスと睡眠不足は高血圧の原因となります。

大きなストレスを抱えている方は、ストレスを発散する方法だけではなく、そのストレスから解放される道も探ってみてください。

深刻な睡眠不足を常に感じている方は、病院に相談してみましょう。

4.医師に相談を

高血圧は病院での治療が可能です。

なぜ高血圧になったのか、その原因を詳しく探るためにも医師に相談しましょう。

しなやかな血管を手に入れてリスク回避!

若さは宝だったと年齢を重ねるごとに感じますが、ただただ積み重なる年齢を嘆いていても始まりません。

若々しい体内は毎日の生活習慣から。血圧が気になる方は塩分を控え、適宜ストレスを発散しよく眠り、血管を労わる生活をしていきましょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする