肝臓や甲状腺の疾患?ZTTが高い場合の原因と数値を下げる改善方法

zttが高い

健康診断のZTTの数値から、肝臓や甲状腺の病気が明らかになる場合があります。

その際はもちろん病院での治療が必要になりますが、肝臓や甲状腺の病気は、普段の食生活の見直しが改善に役立つことがあります。

また、ZTTの数値が基準値内でも徐々に上がってきている方などは、食生活を改善することで、数値の上昇を防げる場合もあります。

ここでは、肝臓や甲状腺の機能を改善して、ZTTの数値を下げるのに役立つ方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

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ZTTの数値でわかること

ZTTとは硫酸亜鉛混濁試験の事で、血清中のガンマグロブリンの含有量を知るための検査です。

血清に硫酸亜鉛バルビタール緩衝液という試薬を加えると、血清が混濁するのですが、その混濁具合によってガンマグロブリンの含有量を知ることができます。

ZTTの基準値は2.3~12U(Kunkel単位)ですが、肝臓や甲状腺の疾患がある場合は、基準値よりも高い数値が出てしまいます。

では、なぜ肝臓や甲状腺の疾患があるとZTTの数値が高くなってしまうのでしょうか?

ZTTの数値が高くなる原因は?

ZTTの数値が高くなる原因
ZTTの数値が高くなるということは、すなわち、血清中にガンマグロブリンが多く含有されているということになります。

ガンマグロブリンは抗体なので、含有量が多いということは何かの病原体と戦っている状態です。そのため、一時的な体調不良でも数値が高くなることがあります。

しかし、一般的にはZTTの数値が高い場合は、肝臓や甲状腺の病気を患っていることを疑うことになります。

肝臓や甲状腺の疾患でZTTが高くなる理由

肝臓で常に作られるアルブミンという物質は、硫酸亜鉛混濁試験の混濁を抑制します。そのため、肝臓に何か異常がある場合は、アルブミンの含有量が減ってしまい、混濁を抑制できずZTTの数値が上昇してしまいます。

また、甲状腺ホルモンが減るとガンマグロブリンが増える傾向があることから、甲状腺の異常を見つける指数としても使われます。

ZTTの数値が高値で他の肝臓指数は基準値内の場合は、甲状腺の疾患の可能性が考えられるでしょう。

ただ、ZTTの数値だけでは正確な原因を判断できないので、他の検査結果と照らし合わせて、原因を突き止める必要があります。

ZTTの数値を下げるのに効果的な食品は?

ZTTの数値を下げるのに効果的な食品
肝臓や甲状腺の異常により数値が上昇するZTTですが、普段の生活を見直すことで、正常値に近づけることができる場合もあります。

もちろん、精密検査や治療が必須となる疾患が原因となっている場合もあるので、高い数値が出ている方はまずは病院に行かなければなりません。

しかし、その治療と並行して、肝臓や甲状腺に良いとされる食品を摂取するのもおすすめです。

また、まだ正常値の範囲内ではあるけれどここ数年で上昇してきたという方は、正常値を超える前に、肝臓や甲状腺をいたわってあげることが大切になります。暴飲暴食は避け、少しでも肝臓や甲状腺に良いとされる食品を摂るよう心がけてみましょう。

肝機能の改善には「しじみ・あさり・牡蠣」

しじみや牡蠣には肝臓をサポートする成分のオルニチンやタウリンが豊富に含まれており、他にも良質なたんぱく質、ビタミンB2やビタミンB12等の栄養素も豊富です。

しじみには肝臓に必要な必須アミノ酸も豊富に含まれています。あさりは利尿作用もあるので、肝機能の低下による浮腫の解消に役立ちます。

また、牡蠣には肝臓の働きを活発にさせるグリコーゲンが多く含まれています。

甲状腺機能の向上には「発酵大豆食品」

大豆は良質なたんぱく質の1つで、肝細胞の働きや修復を助けます。大豆製品の中でも納豆などの発酵した食品は、甲状腺ホルモンの分泌を増やします。

また、過剰摂取をすることで甲状腺に悪影響を与える食品(海藻類に含まれるヨウ素など)を摂取した時に、影響が出すぎないよう調整する役目もあります。

ただ、発酵していない大豆製品にはイソフラボンが含まれており、イソフラボンは甲状腺の働きをブロックしてしまうので、甲状腺に異常がある場合は、必ず発酵した大豆食品を選ぶようにしましょう。

ZTTの数値を下げるために控えるべき食品は?

ZTTが高い時に控えるべき食べ物
肝臓や甲状腺にやさしい食品がある一方で、肝臓や甲状腺の機能を正常に保つことを阻害する食品もあるので、あわせて注意が必要です。

アルコールや食品添加物

アルコールは元々体に有毒な成分です。また、食品添加物は一部有害性がある成分もあります。それらを分解し、体に無害な成分に変える働きをするのが肝臓です。

その働きは肝臓にとっての負担となるので、肝臓に異常がある場合はそういった成分の摂取は控えましょう。

塩分が高い食品

肝機能の低下により浮腫がある場合は、塩分の過剰な摂取が症状を悪化させます。

減塩タイプの調味料を使用したり、塩の代わりに香辛料や薬味を使用することで、1日に摂取する塩分を減らしましょう。

フッ素や塩素

歯磨き粉に含まれるフッ素や、水道水に含まれる塩素は、甲状腺のヨウド含有ホルモンの生成を阻害するため、甲状腺機能を低下させてしまいます。

フッ素が含まれない歯磨き粉を選んだり、飲料水は購入したものにするようにしましょう。

手軽に食生活を改善するには?

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ZTTの数値を下げる食生活は、毎日継続することが大切ですが、継続が難しい時もあるかと思います。

そういった時には、サプリメントを利用するのも一つの手です。

肝臓に異常がある場合は、オルニチンが含まれたサプリメント等が、甲状腺に異常がある場合には、ヨウ素やセレン、亜鉛が含まれたサプリメント等が有効と言われています。

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肝臓や甲状腺にやさしい食生活でZTTの数値を改善!

ZTTの数値を改善するのに役立つ食品などをご紹介しましたが、食生活の改善はなかなか難しいこともあります。無理のないように少しずつ続けていきましょう。

慣れていくと、自然と肝臓や甲状腺にやさしい食品を選べるようになっていきます。

時にはサプリメントなどの力を借りながら、ZTTの数値が下がるような食生活を続けられるといいですね。

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