血液検査でγ-GTの数値が高かったら、ビックリしますよね。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、肝臓の出すSOSに気が付きづらいという面があります。
血液検査で異常が見つかるケースは決して少なくありません。気になる肝臓の機能改善方法とは、いったい、どのようなものなのでしょうか。
そんなガンマGTが高い時の肝臓機能を改善する方法についてご紹介します。
γ-GTとは
血液検査でγ-GT(γグルタミントランスペプチダーゼ)の数値のみが高い時には、まず、お酒の飲み過ぎが原因だと考えていいでしょう。
肝臓には、解毒作用があり、体内に入ったアルコールは肝臓で分解されます。γ-GTとはアルコール性肝機能指数と言い切っても過言ではありません。
毎日のようにアルコールを大量に摂取していると、肝臓の解毒作用も衰えてしまいます。γ-GTの数値は、摂取したアルコールによって上下しますので、血液検査の前日のお酒は控えた方が良いでしょう。
γ-GTの正常数値
γ-GTの正常数値は0~50U/Lですが、本当に注意が必要になるのは100U/Lを超えてからです。以下はγ-GTの悪化を示したものです。
- 50U/L~100U/L:軽度の悪化
- 100U/L~200U/L:中程度の悪化
- 200U/L~500U/L:重度の悪化
- 500U/L~ :超重度の悪化
100U/Lを超えると、医師から禁酒の指示が出されるのが一般的ですが、既にアルコール性脂肪肝が進んでいる可能性があります。
大好きなお酒が飲めなくなるのは辛いものがあるので、普段から休肝日を作り、肝臓を休ませてあげることも大事です。また、肝臓に良いと言われている、オルニチンなどの栄養素をとることも忘れないようにしましょう。
日本人のお酒の適量
平均的な日本人のお酒の適量とは、以下の通りです。
- ビール・酎ハイ(アルコール度数5%):中瓶1本
- ワイン・日本酒(アルコール度数15%):1合
- 焼酎(アルコール度数25%):0.6合
- ウイスキー(アルコール度数43%):ダブル1杯
これ以上の飲酒は肝臓に負担をかけ、γ-GTの数値を高くしていると考えられます。
しかし、夜の付き合いで、これだけしか飲まないということは、おそらく、無いでしょう。
アルコールの消化酵素が少ないために、これ以下のアルコールでも悪酔いする人はいますし、これ以上飲んでも、ケロッとしている人もいるはずです。
ですが、肝臓に負担をかけていることには変わりがないので、一生、楽しくお酒を飲みたいという希望があるならば、休肝日を作ることはとても大事です。
ただでさえ、肝臓は酷使されている臓器ですので、自分が労わってやらないと、気が付いた時には、命の危機ということもあり得ます。
肝臓の機能改善方法とは
γ-GTが高くても、しばらくお酒を控えることで、γ-GTの数値が正常値に戻ることがあります。
それに気を良くして毎晩の飲酒を繰り返すと、また数値は高くなってしまいますが、普段から、肝臓に良いと言われているシジミや牡蠣などを食べる習慣をつけておくことで、弱った肝臓を元気にすることができるでしょう。
しかし、毎日、肝臓に良い食品を食べ続けるのは大変です。
そんな時は、肝臓に良い成分を含むサプリメントを使うのが一番簡単です。
サプリメントなら食事療法とは違い、今の生活を維持したまま簡単に毎日続けることができます。
肝臓に良い成分を含むサプリメントの中でも、おすすめできそうなものを探してみたので、肝臓の数値が高い人はチェックしてみましょう。