LDLコレステロール値が高いのは太っている人がなるもの、年配になってから気をつけるもの、と思っていませんか?
実は痩せている人でもなることはあり得ますし、20代でなることもあり得るんです。
そもそもLDLコレステロールとは何なのか、どうすれば予防や緩和することができるかについて紹介していきます。
LDLコレステロールとは
コレステロールという言葉は何となく耳にする機会が多いかと思いますが、ではLDLコレステロールとは何なのでしょうか。
■コレステロール
コレステロールには体の中の様々な役目を担っています。筋肉の元となるホルモンをつくる原材料になったり、栄養分を分解する働き、また細胞膜を作る働きなどがあります。
■LDLコレステロール
LDL=悪玉 です。LDLコレステロールというのは、悪玉コレステロールとも言われています。
LDLコレステロールが高いとどうなる?
コレステロールには、LDLの他にHDLコレステロールと言われる善玉コレステロールも存在し、この悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスが保たれていることが正常です。
LDLコレステロールの方が増えてしまうと、体内のコレステロールバランスが崩れてしまい、体に異常が現れ始めます。
特にLDLコレステロールが高くなると動脈硬化などの怖い病気になる確率が高くなるので注意が必要です。
LDLコレステロールが高くなる原因
LDLコレステロールの値が高くなってしまう原因は何があるのでしょうか。
加齢
歳をとると代謝が悪くなるので、若いころと同じような生活をしていても、コレステロールが上手に燃焼されずに、貯まってしまうことがあります。
そのため、年齢が高くなにつれて外見は痩せているのに、体内のコレステロール値に異常がある方が増えてきます。
ですから、高いLDLコレステロールといえば年配の人の悩みだと思われがちなのです。
しかし、原因は加齢だけではありません。
運動不足
運動不足になると、代謝が悪くなり、同じようにコレステロールが燃焼されずにLDLコレステロールの値が高くなります。
特に20代などの若い年齢でも運動不足が続くと、LDLコレステロール値が高くなる傾向にあります。
暴飲暴食、ダイエット
次に、暴飲暴食やダイエットもLDLコレステロールを高める原因になります。
日ごろの生活に問題がなくても暴飲暴食を重ねてしまうと、コレステロールは蓄積されていくので注意が必要です。
また、20代の女性に多い無理なダイエットで極端に食事を制限したりすることも逆効果になります。
ストレスがたまり、反動で過食をしてしまうこともあるからなんです。ストレスも高いLDLコレステロールには大敵です。
他にも、遺伝や、タバコ、アルコールなども原因になります。
高いLDLコレステロールの対策
では、どうすれば高いLDLコレステロールにならなくて済むのでしょうか。
毎日の生活で実践できるLDLコレステロール値の対策について最後にご紹介します。
食生活
まず、バランスのよい食生活を心掛ける事がLDLコレステロールを減らすために大切です。
コレステロールの高い食事を頻繁にしたり、お酒を飲みすぎたりしないようにして、カロリーを摂りすぎないように気をつけて食事をしましょう。
逆に食事制限を極端に行うと逆効果になるため、脂質の低めな日本食を規則正しく食べるようにしましょう。
運動
20代でも体が動かすことが少ない方は、適度な運動をすることも必要です。
激しい運動をする必要はなく、ウォーキングやスイミング、階段の上り下り、散歩などの軽い運動をするだけでも違います。
日々の生活で積極的に動くように意識するだけでも運動になります。
サプリメント
食事や運動を意識しながら、サプリメントを併用するものいいでしょう。
LDLコレステロール値が気になる人に向けたサプリメントもあります。
サプリメントはさっと飲むだけなので、手軽にコレステロール値のサポートをしてくれるので、忙しい人には特に頼りになるのではないでしょうか。
20代や痩せている人でも高いLDLコレステロールのまとめ
LDLコレステロールは20代の人も痩せている人も数値が高くなることがありえます。
そうならないうちに予防をするようにして、数値すでに現れている人も日々の生活習慣で改善するように心がけましょう。