多くの方が1年に1回は健康診断を受けていますが、「面倒だ」と感じている人も多いでしょう。
面倒に感じる1番の理由は、やはり「時間がかかってしまう」「待ち時間が長くてイライラする」ことではないでしょうか?
そこで今回は、健康診断を受ける場所別におよその目安時間と健康診断をなるべく早く済ませるにはどうしたらよいか?についてお伝えします。
どこで受けるかで健康診断にかかる時間が変わる
健康診断は、総合病院や健診センターに足を運ぶ場合や、健診バスが会社に来てくれる場合もあります。
健康診断が何時間かかるかは、健康診断を受ける場所によって様々です。
健康診断を受ける場所別に、大体の目安になる時間を把握していれば、その日のスケジュールも立てやすくなりますね。
病院で健康診断を受ける場合
検査のみの所要時間なら30分程度で終わります。ただ、病院の込み具合に応じて待ち時間がかなり変わるので、目安としては早くて1時間弱、長くて半日はかかるとみておきましょう。
一般の病院は外来患者の診察・検査を行っている中での健康診断になります。外来患者が多い病院では待ち時間も当然長く、ひとつの検査を終えるだけでも時間がかかる場合があります。
また、救急外来のある病院だと、そちらの患者を優先して検査を行うのが常です。
大きな病院になると、それぞれの検査を行う場所が離れていることもあります。その都度病院内を移動しなければならないので、それだけでも時間がかかります。
会社等に巡回車が来てくれる場合
大きな会社だと、会社に健診用の大型バスを呼び全職員の健康診断を一気に済ませることがあります。
医療機関までわざわざ出向く手間が省けるうえ、部署ごとに時間を割り当てるため効率よく健康診断を終わらせることが出来ます。
およそ30分~1時間ほどですべての検査項目を終了できすぐに業務に戻れる点でもメリットがあります。
健診センターで受ける場合
健診センターは健康診断を専門に行っていますので、原則として予約制です。
医師や看護師の手際も良く、効率的に検査が受けられる様になっているので、指示通り順番に進んでいくと意外と早く終わった、という事もあります。
ただ、検査項目にバリウム検査や超音波検査がある場合は、検査を行う機械が限られていますので時間がかかってしまいます。
なるべく時間をかけずに健康診断を早く済ませるには?
忙しい会社員なら、なるべく仕事に支障が出ないようにさっと健康診断を済ませたいところですよね。
平均して1~2時間、長い時だと半日は医療機関に足止めをされてしまう健康診断ですが、あまり時間をかけずに早く済ませる方法はないでしょうか?
1.混みあわない時期や時間帯を選ぶ
健康診断はいつでも受けることが出来ますが、会社で実施する定期健診は春や秋が込み合う時期です。
比較的時間のかからない健診センターでも、混みあう時期は複数の会社が同じ日になることも珍しくはありません。
予約可能な期間内で込み合わない月はいつ頃なのか?あらかじめ聞いておくといいでしょう。
もし、会社から健康診断を受ける日を指定されるなら、なるべく空いている時間帯に予約を入れるのがいいですね。
朝1番は比較的空いていると思いがちですが、会社員の方は出勤前に健康診断を済ませたいと考える方も多く、意外と朝の早い時間は混んでいます。
また、通勤ラッシュの時間と重なるため、車の場合は移動時間だけでも時間がかかってしまいます。
2.当日の服装を考慮する
全ての検査を検査着に着替えてから行う場合は関係ありませんが、何度も検査着に着替えなくてはならない場合や、そもそも検査着が用意されていない医療機関で健康診断を受ける場合には、当日の服装に注意すると手間が省けます。
血液検査で腕まくりをしやすいように、厚手の上着やピッタリした上着は避けましょう。
レントゲン撮影も私服で行う場合は、金属の装飾がないシンプルなTシャツなどがベストです。
女性なら、上下つながっているワンピース、タイツやストッキングは避けると時間がかからなくてさっと着替えられますね。
3.受診先への移動時間を短くする
健診バスが会社に来てくれる場合を除き、健康診断を受けるには必ず医療機関まで移動する必要があります。
会社側から指定される時は仕方がありませんが、自分で医療機関を選ぶ場合には、健康診断を受ける前後の移動距離が短いところを選びましょう。
健康診断を終えたその足で仕事に戻るのであれば、会社から移動距離が短い病院を選ぶといいですね。
マイカー通勤の方は、駐車場の確保や交通量の多いルートや時間帯なども併せて考えましょう。
健康診断は時間がかかるものと割り切ってしまう
必ず受けなくてはいけない健康診断は、「忙しいからまた今度にしよう」と先延ばしにすることは望ましくありません。
日頃の健康管理をする上でも、どのくらい時間がかかるものなのか把握しておくとイライラせずに済みます。
少しの工夫で時間を短縮することも可能ですので、ぜひ参考にして下さい。