多くの方が健康診断を定期的に受けて自分の健康状態をチェックしています。
健康診断が終わると、後は結果を待つのみですが、気になる症状がある時はなるべく早く結果を知りたいものです。
健康診断の結果は3,4日で分かる場合もあれば1ヶ月以上待つこともあるそうで、どうしてこんなに違うのか?と疑問に感じますよね。
そこで今回は、健康診断の結果が分かる日数についてケース別に見ていき、予定よりも結果が遅い場合に考えられる理由などもご説明します。
会社の健康診断の結果はいつ分かる?
会社に勤めている方なら忘れた頃に健康診断の結果が届く場合が多いかと思います。早くても2週間後、遅い時だと1ヶ月以上かかる場合もありますね。
会社によっては総務部から産業医に送付されたり、総務部で取りまとめて全員に配布しますので、その分時間がかかります。
勤めている会社によっても、健康診断の実施方法や結果の知らせ方が変わってきますのでこの点でも、結果が届くまでにかかる日数は変わってきます。
検診車の巡回で健診した場合
医療機関まで出向く必要がないのでとても便利な検診車での健康診断ですが、結果が会社に届くまでには約2~3週間が目安になります。
検診車は多くの企業や会社の健康診断を請け負っていますので、大人数の検査を行うのに時間がかかります。
健診センターや大学病院の場合
健診センターの規模によっても違ってきますが、センター内で血液や尿の検査を行う場合は当日に結果が分かります。
きちんとした検査結果のデータが、書面で会社に届くまでには2~3週間が目安です。
健康診断を専門にしている健診センターですから、数日で結果が届くかと思われがちですが、毎日多くの方が健康診断を受けにきます。
人数が多いとその分、検査した内容をチェックする作業や、データを取りまとめて封入する作業などに時間がかかり、個人病院などに比べると時間がかかるようです。
個人の健康診断の結果はいつ分かる?
会社勤めをしていない方や専業主婦の方の場合は、保健センターや公民館などの公共施設で実施される集団健診を受けるか、個人で医療機関に出向いて健康診断を受けます。
個人で健康診断を受ける場合は、どこで健康診断を受けるか?によって、結果の通知に差があります。
大学病院や総合病院などの大きな医療機関の場合
大きな病院では検査部門が院内にあるため、比較的早く健康診断の結果が分かります。
早い場合だとその日のうちに検査データが揃いますので、最後に医師から検査結果について説明を受けることがほとんどです。
クリニックや個人病院などの小さな医療機関の場合
近所にある個人病院で手軽に健康診断が出来れば、待ち時間も少ないので忙しい人には向いています。
しかし、規模が小さい医療機関は、院内に検査部門を設けておらず、外部の検査センターなどに外注するためその分時間がかかります。
結果が分かるのは、数日~1週間が目安です。
健康診断の結果が遅い時に考えられる理由
医療機関側が提示する「結果が出るまでの日数」より一ヶ月以上経っても結果が届かないと不安に感じてしまいますね・・・。
予定通り結果が届かない場合に考えられる理由はなんでしょうか?
医療機関の連休による影響
年末年始、大型連休には多くの医療機関もお休みになりますね。
健康診断の結果は郵便で届くのがほとんどですから、検査結果が出ていても検査データを封書にして発送する作業が4,5日お休みになってしまうことがあります。
そうなると、通常よりも手元に結果が届くのが遅くなります。
医療機関が繁盛期のため
春と秋は、健康診断を行う医療機関の予約を取るのも難しいと言われています。
普段よりも込み合い、待ち時間も長くかかりますが、検査結果が出るのも人数が増える分遅くなる傾向にあります。
オプションで検査項目を追加したため
ある一定の年齢になると健康診断のオプションとして様々な検査が追加できます。
その中には結果が出るまでに時間を要する検査もありますので、血液検査や尿検査の結果は出ているが、オプション検査の結果待ち、ということがあります。
ご自分がどのような検査をオプションで付けたのか、その検査は結果が出るまでに時間がかかるのか?一度医療機関へ確認すると良いでしょう。
配達時の事故の可能性
医療機関から予定通りに発送しても、手元に結果が届かない場合があります。
本来ならあってはならないのですが、配達中に郵便物を紛失することや、誤って別の住所に配達することがまれにあります。
医療機関側に発送の状況を確認し予定通りに発送されていたのであれば、配送を受け持った郵便局に問い合わせて郵便記録を確認してもらいましょう。
健康診断を受けたら
健康診断を受けた後は、「結果が気になって仕方がない」という人もいれば、「受けたこと自体すっかり忘れていた」なんて人もいます。
結果が出るまでにどのくらい日数がかかるのか、目安が分かっていれば不安感も多少軽減できますね。
結果が出るおよその予定をカレンダーに書き込んでおき、予定していた日よりも2,3週間遅れるようなら健康診断を受けた医療機関に確認しましょう。