血液検査で尿素窒素BUNが高い時の原因と症状『改善するための食事』

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血液検査項目のうち、尿素窒素(BUN)の数値が高かった!という方。病院での精密検査が必要とは言われなかったとしても、この先どのような食生活をしていけば数値が改善されるのか詳しく知りたいですよね。

今回は、血液検査で尿素窒素が高いときの原因と症状、そして数値を改善するための食事について解説していきます。

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尿素窒素が高くなる原因

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まずは血液中に尿素窒素が多くなってしまう原因についてお話します。

体内にある尿素窒素は、アンモニアが肝臓で代謝される際に生まれたものです。そしてそのアンモニアは、人間の体に大切なたんぱく質から生まれます。

たんぱく質は食べ物の栄養素の中でも体の元となる重要なカギを握る成分ですが、実はこのたんぱく質、分解される際に有害物質である「アンモニア」を生み出してしまいます。

体内で生まれたアンモニアは、肝臓で解毒・代謝されると害のない「尿素」に形を変え、血液に乗って腎臓までたどり着き、ろ過され尿として排出されます。

つまり、正常であれば大部分の尿素は尿として体外へ排出されるわけですから、血液中に残る量はわずかなはずです。

しかし腎臓の働きが弱っている、腎機能が低下している状態になってしまうと、尿素は尿から排出されにくくなり血液中にとどまってしまうため、血液検査でも尿素窒素の数値が高くなってしまうということなんですね。

尿素窒素が高い時にあらわれる症状

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では、体外に尿素窒素が排出されず血液中にその量が増加すると、実際にはどのような症状があらわれるのでしょうか?

尿の変化

尿素窒素の高い原因が腎臓にあるとき、尿は通常時と違う状態になります。

尿の色が白くなる、色が濃くなる、泡立つ、臭いが前と変わったというような変化がみられる場合には、腎臓機能が低下している可能性が高いため要注意です。

むくみ

普段と同じ生活をしていてもむくみが増えた、ということはありませんか?

尿素窒素が高くむくみが出ているのであれば、腎臓の機能が低下するのに伴い、体内の水分が排出されにくくなっているということを表している可能性があります。

倦怠感・体調不良

体内の不純物が排出されずたまることで、常に倦怠感を感じるようになり、頭痛、吐き気、食欲不振という症状があらわれることもあります。

尿素窒素を下げる食事法とは?

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腎臓の機能が低下し尿素窒素が上がることで、様々な体調不良の原因となってしまうことが解りましたが、本格的に病気になってしまう前になんとか改善していきたいですよね。

まだ数値が「高め」の段階で対策をとるのであれば、食事法を今一度見直す必要があります。ここからは尿素窒素を下げる食事法についてご紹介します。

まずは低たんぱく質を心掛けて!

尿素はたんぱく質を分解すると生まれるものですから、たんぱく質の過剰摂取によっても尿素窒素の数値は上がります。

尿素窒素を下げるためには、たんぱく質を摂りすぎる食生活は改善していく必要があるでしょう。

一日の塩分量を計算しよう!

腎臓機能が低下すると、血液中に含まれるナトリウムの排出量も少なくなります。高血圧気味で尿素窒素が高い、という方は一日に摂取する塩分量をなるべく少なくするようにしてください。

一日の食事に含まれる塩分量を計算し、6グラム以内に収まるようにしてみましょう。

糖質制限ダイエットに注意!

近年、糖質制限ダイエットをストイックに行いすぎて尿素窒素の数値が上がるという人が増加傾向にあるようです。

腎臓が健康な人であれば問題ないダイエット法だとしても、元々腎臓に不安がある方の糖質制限には注意が必要です。

サプリメントを取り入れてみよう!

血液検査の結果もさることながら、「普段の生活でも疲れが取れにくくなった」、「年齢のせいか年々体を動かすのがつらくなっている」という方は、サプリメントを食生活に取り入れるのも一つの手です。

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まとめ

今回は、尿素窒素が高いときに疑われる腎機能の低下についてご紹介しましたが、尿素窒素が高いときには腎機能以外にも糖尿病、甲状腺機能亢進症、尿結石といったような病気も考えられます。

明らかに数値に異常があるときにはしっかり病院で検査・治療を受けてくださいね。

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