血液検査の結果、肝機能GPTの数値が悪かったりすると、それだけで、どんよりした気分になってしまいますよね。
肝臓に負担をかけているのは分かっているのだけれど、改善するだけの余裕がないという方も多いことでしょう。
肝臓に良い食べ物と悪い食べ物をまとめてみました。肝機能が気になる方に、是非、読んで、健康の役に立ててください。
肝機能GPTとは
GPTとはALTと表記されることもある肝臓に存在している酵素のことです。
GPTは肝臓の細胞が何らかの理由で傷つけられると、血液の中に酵素が流れ出し、結果として肝機能GPTの数値が高くなります。
肝機能GPTの基準値は0~30IU/Lですので、数値がこれ以上、髙いと肝臓に何らかの異常があると考えらえます。GPT、ALTは以下の略称になります。
- GPT:グルタミン酸ピルビン酸転移酵素
- ALT:アラニントランスアミナーゼ
肝機能GPTが高い時考えられる病気
肝機能GPTの数値が高い時に考えられる病気は以下の通りです。
- 急性肝炎
- 慢性肝炎
- アルコール性肝炎
- 脂肪肝
- 肝硬変
- 肝臓がん
肝臓は沈黙の臓器と言われるほど、自覚症状が出難い臓器です。
血液検査の数値を見て、始めて、自分の肝臓が悲鳴を上げていることに気が付く人も多いのです。
数値が多少高いくらいだから大丈夫と思わず、数値を下げる努力をすることが大切です。
肝臓に悪い食べ物
肝臓に悪い食べ物は中性脂肪が溜まる食べ物、糖質を多く含むもの、生成された炭水化物などです。
牛肉・豚肉
脂身の多い部位は、中性脂肪が溜まる原因になります。
バター・クリームなどの乳製品
チーズ以外の乳製品はNGです。
スイーツ・お菓子類
洋菓子にはバター、クリームが、和菓子には砂糖がたっぷり使われていることもあり、肝臓の負担になります。
果物・ドライフルーツ
糖質を含んでいるため、食べない方が無難です。
清涼飲料水
糖分がたっぷり含まれているため、肝臓に負担をかけます。喉が乾いたら、水やお茶といった糖分が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
パン
生成された小麦粉に含まれる炭水化物は、中性脂肪になりやすいだけでなく、バターなどの乳製品を使っていることも多いです。
米
生成されているため、中性脂肪になりやすいです。
アルコール
肝臓の中性脂肪が増え、肝機能障害を起こす原因になります。
これらの食品を、肝臓のためにまったく食べないという生活は、非現実的です。特に、日本人の主食はお米ですし、肉はたんぱく質の宝庫です。
アルコールは飲まなくても生きていかれますが、バランスの良い食事を心掛けるのであれば、動物性たんぱく質も、果物も必要になります。
肝臓に良い食べ物
肝臓に良い食べ物とは、抗酸化作用のある食べ物です。傷ついた肝臓を活性酸素が攻撃することから、守るためです。
抗酸化作用のある栄養素は次の通りです。
- ビタミンA:レバー・うなぎ
- ビタミンC:ブロッコリー・かぼちゃ
- ビタミンE:ゴマ
- β―カロチン:人参・かぼちゃ
- アントシアニン:ブルーベリー・ナス
- イソフラボン:大豆製品
- クロロフィル:ほうれん草・ピーマン
- クルクミン:生姜
- カテキン:緑茶
- リコピン:トマト・スイカ
たんぱく質が高い食品も肝機能を正常化する
その他にも肝機能を助けるためには、良質なたんぱく質が必要です。肝機能を高めてくれる食品は以下の通りです。
シジミ
たんぱく質も豊富の上、肝機能を正常化させるオルニチンが豊富に含まれているため、肝機能の改善には効果的な食品です。
牡蠣
肝臓に良いと言われているタウリン以外にも、亜鉛などが豊富に含まれています。その他にもミネラルがたっぷり含まれています。
すっぽん
ミネラル、ビタミンが豊富に含まれており、肝硬変に効果があります。
レバー
野菜の数倍のビタミンを含み、肝臓を強くする作用があります。
簡単に肝臓のケアをするには?
食事のみでの肝臓のケアをしようとすると、注意しなければいけないことが多すぎて、継続するのも大変です。
そんな時には、肝機能をサポートしてくれるサプリメントなどを飲むことで、ストレスなく簡単に、毎日の肝臓ケアができます。
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